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辛辛魚つけ麺・麺300g@花月嵐門前仲町店・江東区門前仲町

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写真: 辛辛魚つけ麺・麺300g@花月嵐門前仲町店・江東区門前仲町

写真: モルディブ風カツオの冷やしラーメン・大盛@鶏ポタラーメンTHANK大門・港区大門 写真: 焼あごの冷しとろみそば@たかはし上野店・台東区御徒町

らあめん 花月嵐門前仲町店
  江東区門前仲町1-6-14 グリーンキャピタル門前仲町1階

 カップ麺にもコラボ商品が出ている「麺処井の庄@練馬区石神井公園」の人気メニューが辛辛魚つけ麺。それをパクったのではなく、ちゃんと監修してもらった期間限定メニューが8月上旬から提供されている。同じ23区内ではあるものの、隅田川の東側から練馬区の西の端までは遠くて行きづらいので、こういうコラボメニューが近くで食べられるのはありがたい。花月嵐のお店はチャリで行ける範囲内に何軒もあるが、今回は門前仲町のFC店で食べることにする。平日で時々小雨がぱらつく鬱陶しい天気だったためか、11時半で店内はガラガラ。入り口の高性能な液晶タッチパネル式券売機に戸惑いながらも、標記の食券を何とか発券した。1050円。その後、食券をバイトの女性に渡す際「辛さは普通か控え目か、どちらにしますか?」と問われたので普通でお願いした。食べてはみたいが辛さ耐性はそう高くない人にも食べられるようにしているのだろう。
 麺は弱縮れの中太。つけ麺なので水で締めるため、それを見越してやや長めに茹でる必要があるが、その調整が欠けているのだろう、弾力がメチャ強くてプリプリを通り越してゴムのように思える。この食感は、以前住んでいた盛岡名物の盛岡冷麺の麺と共通するものがある。キチンと噛み切れるまで噛んでいると顎が疲れるので妥協して途中で諦めるしかないが、喉につかえるといった不都合もなく飲み込むことができた。つけダレには、少し寂しく思える量の短冊状のバラ肉チャシューと、枕木ほど太くはないメンマ4本くらいが沈んでおり、薬味として木口切りのネギも加えられている。どろりと粘度のある魚介醤油トンコツで、動物系の癖を少し感じる濃厚な仕立てだ。また、表面に浮くラー油や、魚粉の上に粉唐辛子を重ねてこんもりとした山になった辛辛魚粉を混ぜ込まなくても、デフォでピリッとした辛味が感じられる。さらに、ごく弱い酸味を感じるが、これは気のせいかもしれない。配膳時の状態をできるだけ保ったつけダレだと、辛さはピリ辛程度な一方、塩気が強めに感じられ、麺をドボ浸けするとしょっぱ過ぎのため半分程度にとどめるのがベターなようだ。食べ進めるにつれ、ラー油と辛辛魚粉が自然とつけダレに混じり込むので徐々に辛さと魚介風味が増すとともに粘度も上がる。最終的には蒙古タンメン中本の蒙古タンメンに近い辛さになったように思う。このように辛さも濃度も変化するので300gの麺も飽きずにスルッと食べ切れた。具材のバラチャは驚きも失望もない普通の出来、メンマはシャキシャキと軽快な食感で、薄味ながらメンマらしい風味もありこちらは好印象。
 麺と具材を食べ終え、食券を渡したお嬢さんに「割スープはある?」と聞くと少々お待ちくださいとのこと。しばらくして、プラスチック製の黒い湯筒を運んできてくれた。中身を味見するとカツオ出汁のように思えた。それでつけダレを適宜割ると、不思議なことに辛味は目立たなくなって全く抵抗なく飲めて完食。全般的には満足できる一杯だったが、茹でる際の撹拌が不十分のため、麺が所々でくっついて部分的に平打ち麺のような幅広になっていた。その部分では硬くて歯がなおさら入らず、不快感を感じるのは極めて残念で全体の印象を悪くする。ここはぜひ気を付けて欲しい。

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