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mixiコメント 2012年02月16日 23:25
●玉ノ井――
かつて“花街”だった地域。売春宿(娼婦館)が並んだ町である。
現在は東向島駅から“玉ノ井いろは通り”という。現在 玉ノ井の名を残しているのはこの商店街と町会のみで地名としては残っていない。
駅名も現在は東向島駅。カッコして旧 玉ノ井とある。
永井荷風の『墨東綺譚』の舞台ともなった地域でもあるが……あの話に出てくるような、キレイな町ではない……。

コメント 2012年02月16日 23:38
申し訳ないが、歴史に疎いとか世情に疎い人とかは、花街という言葉を聞いてもピンと来なかったり、京に代表される花柳界とか芸妓・舞妓といった華やいだイメージを持つのかもしれないが…。京には島原という花街が存在したわけだが。
ここは花街の中でも特に“黒い”。“お歯黒ドブ”なるものが存在する。ドブという通り下水溝なのだが、そこを流れる水はお歯黒のように真っ黒でメタンガスが発生するような汚水で、しかも犬猫の死骸、さらには娼婦が避妊できずに産んだ赤ん坊の死体までもがこのドブに呑まれていたという…。恐ろしいね…。
永井荷風の描いた玉ノ井と、実際の玉ノ井。そのどちらを思い抱いて歩くかで、ずいぶん見方が変わる街だよ。甘〜い男女の触れ合いの舞台か、エゴと性欲と、噎せ返る汗と血肉の臭い、お香、そして腐敗臭すら漂っていたであろう地域……。

(だからキレイな話を書いたのか…?)


遊廓ではない。公娼ではない。右手・東の一帯広域が――
「玉ノ井」が場所の代名詞。
左手・北へ200〜300m離れた所に戦後の「新玉ノ井」。
大戦で真っさら焼け野原になってしまい…。

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