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勝浦タンタン麺@ビンギリ・杉並区荻窪

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写真: 勝浦タンタン麺@ビンギリ・杉並区荻窪

写真: 味噌らーめん@あさひ町内会・板橋区板橋区役所前 写真: 稲荷寿司@きつね・世田谷区芦花公園

担々麺 ビンギリ
  杉並区桃井1-12-16

 千葉県のご当地ラーメンの一つ、勝浦タンタンメンが食べられる23区内では数少ないお店。開店時間の12時より5分早く着いたが、既に10人ほどが列を作って待っていた。平日なのにこの並びとは…、やはり人気店だ!総席数7つで、かつ、辛いラーメンの提供なので回転が悪く、入店できたのは12時半、配膳はさらに10分後だった。担々麺専門店なのでゴマ系の食材・調味料を使う普通の担々麺や汁なし担々麺、さらにはノーマルなラーメン等もあるが、例外なく客全員が頼むのは「激辛」と注記された標記のメニュー。850円。なお、ライス1杯サービスとのことなので、奥様に食券を渡す際お願いした。
 麺は軽く縮れた中麺。硬いわけではないが、思いのほか歯応えがあって簡単には噛み切れない。また、熱いスープの中でも伸びるのが遅く、コシのあるシコシコ感が割と長く続く。店頭にはラーメン塾で知られる大成食品と書かれた麺箱があった。スープは名古屋・味仙の台湾ラーメンや宮崎延岡の辛麺のスープからニンニクを抜いた味わいような感じ。動物系のしっかりと旨味に十分な辛味を重ねたいわゆる旨辛スープだ。普通の担々麺のようにまろやかさや甘さを担う擂りゴマや芝麻醤が使われていないため、辛さがストレートに舌に響く。スープに浮くラー油だけでなく、丼の上に最後に振りかけられる花椒とのダブルで麻辣味を効かせているので、辛いのが苦手な人は全くダメだろう。辛さのレベルに関しては、気を配りながらなら何とかむせずにすすれる程度だ。具材は大量も大量、丼を埋め尽くさんばかりの粗みじん切りのタマネギとザク切りのニラだけのように思えるが、実はこれまた大量の豚粗挽き肉が丼の底に沈んでいる。このため、むせないように麺をすすりつつ、配膳時に添えられた穴あきレンゲでミンチ肉やタマネギ、ニラをすくって食べるという動作を交互に繰り返して食べ進める。タマネギのザクザクとした食感と甘さが重要な役割を果たしていて、これ無しでは成り立たない一杯と思う。神田駅を挟んだ東西のお店、水道橋、中目黒などもそうだったが、旨辛系のラーメンは中毒性がなぜか高いようだ。
 具材をせっせとすくい上げつつ麺を食べ終えても、具材が大量に残るのでここでご飯の登場だ。穴あきレンゲでサルベージした具材を、小ぶりなお茶碗に入ったライスの上に盛りつけ、スープを少し垂らして即席丼の完成。ご飯と具材が同量ぐらいでお腹一杯になれた。

・お気に入り度:○

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