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元祖竹岡式ラーメン@竹徳・江東区南砂町

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写真: 元祖竹岡式ラーメン@竹徳・江東区南砂町

写真: 中華そば(並)@新福菜館秋葉原店・千代田区秋葉原 写真: 醤油豚骨@一風堂浅草ROX・3G店・台東区浅草

竹岡式ラーメン 竹徳
  江東区南砂5-21-4

 移転のため2月下旬に閉店したとうかんやの店舗跡を、居抜きで利用して3月中旬にオープンした新店。お店の前を通ると、特にお昼時はしばしば混んでいるのを見かけていた。土曜日の11時半過ぎでお客は六分から八分の入り。メニューは、店頭の説明書きによれば、千葉・都一の乾麺を使い醤油ダレをお湯で割ったスープの元祖竹岡式ラーメンと、三河屋製麺の生麺を使い醤油ダレをスープで割った改竹徳ラーメンの2種類。昨年秋に高円寺で初めて竹岡式ラーメンというものを食べて以来2度目のことなので、味を確認すべく元祖のボタンをポチッとな。880円。
 厨房をL字型に囲むカウンター席から見ていると、七輪にかけた小鍋でインスタントの袋麺のような四角い麺を茹でている。券売機の近くには、乾麺は茹でるのに10分程度かかるので急ぎの場合は元祖ではなく改の方にして欲しい旨が書かれていたのを思い出した。しばらくして麺が茹で上がると、丼に入った醤油ダレを麺の茹で湯で薄め、麺とトッピングを盛り付けて完成。やはり、配膳までは他店よりも時間がかかる。麺はインスタントラーメンと同じように螺旋を描くように縮れた中麺。コシは感じられずムニュッとした食感だが、芯が残らない程度に硬めに茹でてあるのでそれなりに歯応えはある。スープの熱で伸びるにつれ、インスタントの油揚げ麺の食感に近づくのは仕方がないだろう。スープは醤油の風味が思いっきり立っている。表層には小さな油滴が全面に散らばっているものの、香味油ではなくチャーシュー由来の油のようで極めてあっさり。肉の旨味が結構感じられるので、醤油ダレはチャーシューの煮汁主体だろう。ちょっとしょっぱいものの、なぜかグイグイ引き込まれて、ヤバイと思いながらもついつい飲んでしまう。チャーシューは、厚さが1〜2?もあるバラ肉ロールタイプが3枚とたっぷり。ボロッと簡単に崩れるまで煮込んであり、脂身の甘さが感じられないほど醤油味がしっかりと染みている。ほかにはメンマと海苔。薬味はネギではなくみじん切りのタマネギで、これがスープと極めてマッチしていてマストアイテムだ。
 途中で卓上の拉麺胡椒をごく少量振りかけてみたが、これがスープによく合う。スープをすくうレンゲが止まらず、危うく完飲するところだった。乾麺を使ってはいるが、家庭で作るインスタントラーメンではなく、飲食店の味がちゃんとした。食後、喉が渇かなかったので、醤油の風味は強いが塩気はそれほどではなかったのかもしれない。

・お気に入り度:○

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