二度仕込の塩らーめん@啜乱会新小岩本店・葛飾区新小岩
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自家製麺 啜乱会(すすらんかい)新小岩本店
葛飾区新小岩1-50-12
有名店が係わっていると聞いたことがあるが、詳しくは知らないので略。平日、開店直後の11時半過ぎに訪れると、店内は先客2名のみとのんびりとした雰囲気。メニュー左上の法則に従えば、蔵が群馬のみどり市にある岡直三郎商店の「日本一醤油」を中心にブレンドしたザ・正油らーめんになるのだが、それでは面白みと冒険心に欠けるような気がして、セカンドポジションの標記にした。800円。メニュー解説によれば、「海鮮乾物と鶏皮を使った塩ダレと、鶏節と貝類を使った塩ダレの2種類の塩ダレを動物系の出汁で割ったスープ」だそうだ。
麺はストレートの中太。エッジのない丸い麺なので見た目はソフト麺に似ているが、噛むとものすごい弾力があってブリブリしており、ソフト麺とは全く別物。噛んでも噛んでも噛み切れないが、後半になると熱いスープの中で伸びてようやく多少は軟らかくなり、奥歯で何とか磨り潰しながら短くすることができるようになった。麺に関する解説・説明はないが、自家製麺なので当然狙ってこういう麺にしているのだろう。苦手な人もいるかもしれないが、このお店の特徴としてこれはこれで面白い。スープは鶏ベースなのは間違いがない。香味油の効果なのだろうか、レンゲでスープをすくうたびに弱いながらもバターのような風味を感じる。説明にあった海鮮乾物が何なのかや貝類についてもはっきりとは認識できなかったが、動物系だけではない風味や旨味が感じられたのはその通りで、これはなかなか美味しい、お気に入りの味わいだ。チャーシューは低温調理の肩ロースと鶏ムネ肉。豚チャは、レアチャだと最近多いローストポーク的な味わいではなく、醤油の風味は控えめだがしっかりチャーシュー味。肉の旨味も十分で美味しい。鶏チャは、胸肉なのにパサついておらずしっとり軟らか。淡いながらもちゃんと旨味が感じられたのは意外だった。メンマはジャキジャキと食感強めで、味付け薄目、特有の発酵臭がちゃんと感じられた。あとはカイワレに木口切りの白ネギ。
自家製麺の食感の楽しさに惹かれ、また来そうな気がする。
・お気に入り度:〇
アルバム: 東京のラーメン・その2
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